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堆肥作り奮闘記

[なべさんの徒然日記02]

以前から自前の堆肥を作りたいと思い、会社の周りの土手の雑草を刈り取って
山積にして作ったりしていたのですが、ほんのわずかな量でしかありませんでした。
ひょんなきっかけで隣の団地の管理人の方と知り合い、団地で落ち葉の処理に
苦慮している話を聞き、これ幸いと私が全部引き取ることにしました。
夏のうちは、痛葉が落ちる程度でたいした量ではなかったのですが、
それでも3ヶ月もすると1,5m位の山が出来ました。
踏みつけたり、掻き回したり、水をかけたりしているうちに、白い菌糸が葉を覆い、
手に握るとぼろぼろに崩れ、匂いも堆肥の匂いになって、だいぶ堆肥らしくなってきました。

①堆肥場作り
10月中旬に入って周りの木々が色づき始め、本格的な落葉のシーズンになりました。
日々落ち葉の量が増え始め、今までのように山積みでは処理できなくなり、
又風が吹いて駐車場やそこいらに飛散して美観上もよろしくなくなったので、
堆肥処理場を作ることにいたしました。

万年塀に使うコンクリート平板(300×1800)を買ってきて、
間口3600奥行き1800高さ900の囲いを作りました。
これが満杯になると、5,8立米の堆肥が作れることになります。

当初は、この処理場の70%位の量が出来れば良いなと思っていたのですが、
11月中旬から12月下旬にかけて大量に落葉が集まるようになり、
今までは管理人のおじさんが、1日に1回持って来るだけで済んでいたのですが、
1日に2回~3回、それも台車に乗せて来るようになり、見る間に大きな落ち葉の山が
出来てしまいました。


②踏み込み作業
今まで週1回で済んでいた踏み込作業も3日に1回、踏み込まなくては間に合わなくなって来ました。持って来る管理人のおじさんも大奮闘で、ひたいに一杯汗をかきながら、頑張ってくれました。
私も踏み込み作業で大奮闘!

まず作業場に30cm~40cm位の厚さに落ち葉を敷きます。
このままだと無菌に近いので、発酵までに時間がかかってしまいます。
夏の間に作った出来かけの堆肥をその上に載せて、さらにその上に米ぬか、石灰を
少々載せよく攪拌します。
出来かけの堆肥は、色々な菌糸やバクテリアがたくさん入っていて発酵を早めます。
米ぬかは、菌糸とバクテリアの餌になり、活動が活発になります。
石灰は、PHの調整のためほんのわずか入れます。
米ぬか、石灰を入れない人もいますが、発酵を早めるためには入れた方が良いようです。
よく攪拌したものを水をかけながら足で踏み込みます。
これを何回も繰り返し行います。秋で涼しくなったとはいえ、大変な作業です。

踏み込み始めて1週間もすると、発熱が始まります。
手を入れると熱く感じるようになります。
日を追うごとに温度が上がり、菌糸、バクテリアの活動が加速して、
発酵が進んで行くのがわかります。


③切り替えし
発酵を均一化し、早めるために切り替えし作業を行います。
普通は2、3ヶ月に1度行うのですが、早く仕上げたい場合は1ヶ月毎に行います。

菌糸とバクテリアが増殖するうちに中の酸素が不足してきます。
酸素が不足すると、活動が鈍くなり発酵速度が落ちてきます。
そのために、全体を攪拌して新たな酸素を含ませます。
又表層部と中程、深部では発酵速度が違いますので、攪拌することで均一化を図ります。

機械を使わずに大きなフォーク一本で行う切り替えし作業は、かなりの重労働です。

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    Posted by greenwise. at 2008年01月21日19:13

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