[旬の食卓 09]
こんにちは。
二月の三連休は雪が降ったかと思えば
穏やかな晴天もあったりと、気まぐれなお天気だった東京。
そんな中、近所の神社では可憐な梅の花がほころび始めていました。
[青空に白梅]
三連休のうちの一日は、知人のお寿司屋さんにお邪魔し、
おいしいお寿司はもちろん、色々なお料理をご馳走になりました。
中でも今年の初物、鹿児島産の筍のお刺身は、やわらかくも筍特有の
しゃっきりとした歯ざわりと、独特の香りがあり、春を先取りさせていただきました。
合わせて菜の花や白魚、のれそれ(アナゴの稚魚)など春を感じる食材を堪能。
美味でした!
[春の味満載のお重]
春を感じる野菜といえば、独活(うど)もそのひとつですね。
しかし独活といっても、大きく2種類あるのをご存知ですか?
春先に出回る青いものは山独活。苦味があり、香りも野趣あふれるもの。
もうひとつが軟白独活。白くてヒョロッとしていて、単にウドと呼ばれるものです。
畑で栽培した根株を秋口に地下の室(ムロ)に移し、
暗闇の中で発芽させるそうで、東京や関東地方の特産野菜だそうです。
地下で育つので年中収穫可能らしいですが、やはり山独活の
イメージからか、春先に食べたい食材のひとつです。
Sunny Farmで育てていないため、独活を見つけて、さっそく購入。
短冊に切って水に晒していただきました。
(独活は、山独活に比べアクが少ないので、風味を楽しみたいなら
酢水につけない方が香りが残りますよ。)
今回は、辛子酢味噌・マヨネーズ・昆布塩と三種の味を楽しみました。
梅かつおやスダチなんかも良いですね。
[独活の短冊]
早春のこの季節は、冬のものに合わせ、出始めの春の食材も楽しめる、
おいしい季節ですね。