こんにちは。石坂です。
先日、野菜のお裾分けをいただきました。
今ではなんともめずらしい野菜たち。
高山(たかやま)きゅうりと茎芋(くきいも)です。
高山きゅうりは、群馬県の高山村周辺に伝わるきゅうり。
苦みが強いせいか、一般にはあまり出回らず、農家の方が
自分たちの食べる分だけを栽培しているそうです。
見かけは、漬け物でよく使うウリに似ています。

[高山きゅうり]
そして、一般的な胡瓜よりも大きいです。

[右が高山きゅうり]
九州育ちの私は、初めて目にしました。
長野出身の夫は、小さい頃に似たようなものを食べていたそうで懐かしがっており、
味噌に合うとのことでしたので、タコと合わせて酢味噌和えにしてみました。
[高山きゅうりとタコの酢味噌和え]
材料は、3〜4人前。
高山きゅうり1本、タコ足2本、塩揉み用の塩少々、
酢みその材料は、みそ大さじ3強、酢大さじ2と1/2、砂糖大さじ2、練り辛子小さじ1。
1
きゅうりは、縦半分に切って種を除いて使用します。
薄くスライスし、塩で揉んでおきます。タコも薄切りに。
2
次に、酢みその材料を合わせます。
3
塩揉みしたきゅうりは、よく絞ってタコと混ぜ、
最後に酢みそと和えます。

[ほろ苦さがいいです!]
そして茎芋。
茎芋は、サツマイモの葉柄のことってご存知でしたか?
これは長崎産のものでしたが、九州はもちろん
東南アジアでも栄養価の高い夏の野菜として食されているそうです。
わたしも幼い頃、母の料理を手伝って筋とりをしたのを思い出しました。
うちでは“芋づる”と呼んでいて、よくきんぴらにして食べており、それを思い出し、
厚揚げ入りのきんぴらにしてみました。
[茎芋のきんぴら]
材料は、2人分。
茎芋と厚揚げ1枚、ごま油少々、酒大さじ2、みりん 大さじ1、
砂糖 大さじ1・1/2、醤油大さじ2。
1
茎芋は、フキの要領で筋をとり、水につけて灰汁を抜いておきます。

[このくらいの料で2人分です]
2
厚揚げは、小さめの食べやすいサイズに切ります。
3
あとは、ごぼうのきんぴらの要領でごま油で炒めて、酒、みりん、
砂糖、醤油で味付け。
お好みで獅子唐を入れてもおいしいです。

[完成です♪]
育った地域や家庭によって素材や味は多少違えど、
子供の頃に食べた懐かしい味は、やっぱり嬉しいもの。
特に日本人なら、味噌や醤油味のものはホッとしますね。
私もそんな味を伝えられる、良き日本の母になれたらいいなぁと思ったりします
