こんにちは、石坂です。
やはり10月も後半にもなると、日差しの無い日には
ひんやりと肌寒さを感じるようになりましたね。
これからどんどん美味しくなるのが、根菜類。土の中の
栄養を充分に蓄えて、甘くホクホクと育ちます。
長野に行った際に、道の駅で「クスリになる野菜と野草と
(狩野誠 著)」いう本を購入しました。西洋のハーブ
などはアロマセラピーなどでその効能や使用法を勉強される
方も多いのではないかと思います。格言う私もその一人で、
フィトセラピーの入門講座を受講したことがあります。
しかし、精油ひとつとっても輸入のものが多いせいか、高価な
ものが多いことしかり、日本に住んでいるのなら、まずは身近な
日本のハーブ(薬草、香草)を知ることの方が優先ではないかと
常々感じていた私にはうってつけの本でした。
この中で里芋について。ヌメリの成分であるムチンという
消化酵素は、体内に入ると解毒作用を持つグルクロン酸という
栄養素に変化するとあり、咳の出る時は里芋みそ汁を飲み、また
虫さされの際には里芋のおろし汁をつけるといいそうです。
そしてごぼうについては食物繊維の多いことで知られていますが、
便秘の際にはこんにゃくと一緒に食べるとよいといったことや、
乳腺炎の方にはなかなか手に入らないかとは思いますが、生のごぼうの
葉をすりつぶし、米糊で練って患部に貼ると良いといったことまで
かいてあります。(乳腺炎はお子様のいる方はご存知でしょうが、
授乳中に乳腺が詰まって固くなり、痛みを伴う症状です。)
今後も参考にさせていただけそうな内容がたくさんありますので、
このブログでもまた機会があったら紹介しますね。
では、今回はその根菜の里芋とごぼうを使った煮物です。
[里芋とごぼうとイカの煮物]
2〜3人分材料
里芋 小10個程、ごぼう 2本、ヒイカ 100g程度、
昆布出汁 300cc、酒 大さじ2、みりん 大さじ1、砂糖 大さじ1、
しょうゆ 大さじ3、塩 小さじ1/2、しょうが スライス1枚
作り方
1
里芋は下茹でし、皮をむきます。
2
ごぼうはよく洗い、4cm程度に切ります。
3
1、2とイカを鍋に入れ、さらに昆布出汁、酒、みりん、砂糖と
ショウガのスライスを入れ落としぶたをし、中火にかけます。
4
里芋に火が通ったらしょうゆを入れ、弱火で15分程度煮ます。
5
最後に塩で味を整えれば完成です。

前にも記載しましたが、煮物は冷める時に味がしみ込むので
一旦、冷ましてから温め直してお召し上がり下さい。
便秘気味の方はこんにゃくを入れてお試し下さい
