[旬の食卓 133]
こんにちは、石坂です。
3月に入り、ひな祭りがありましたね。これは言わずと知れた
女の子のすこやかな成長を願って行う行事で、ひな人形を飾るのが
現在では一般的ですが、これが習慣化したのは室町時代頃から。
平安時代には人型の紙に自分の災厄を代わりに引き受けさせて
川に流す「流し雛」が行われていたそうです。
ひな祭りの日には、お祝いであることからよくちらし寿司が
作られますね。そして蛤のお吸い物。ちらし寿司は彩りもきれい
ですし、晴れの日に用いられるのはわかるのですが、蛤のお吸い物
って。。。?
これは平安時代の遊び、貝合わせからきているとか、夫婦円満の
象徴であるからとか、女の子の祭りに「貞操堅固」と言う意味を含めて
食べる、など諸説あるようです。いづれにしても蛤はこの季節が旬であり、
手に入りやすかったということもあるかもしれませんね

。
今回は蛤ではないですが、同じ2枚貝のあさりを使い、春菊と
初物の生わかめの茎をあわせてボンゴレパスタを作りました。
[春菊と茎わかめ入りボンゴレビアンコ]
*2人分材料*
あさり 100g、春菊 葉の部分ひとつかみ程度、茎わかめ 30g、
白ワイン 100cc、にんにく 一片、オリーブオイル 大さじ1、
バター 大さじ1、鷹の爪 1本、パスタ 300g、塩こしょう 適量
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*作り方*
1
あさりは砂抜きし、ざるにあけておきます。
2
茎わかめは5分ほど茹で、1cm程度の幅にカットします。
3
春菊は4cmくらいの幅にカットします。にんにくはみじん切りに
します。
4
たっぷりの湯に塩ひとつまみを入れ、パスタを茹で始めます。
5
フライパンにみじん切りのにんにくと種を抜いた鷹の爪、オリーブーオイルを
入れて加熱し、香りがしてきたらあさりを入れます。
6
さらに白ワインを入れ、いため煮します。
7
あさりの口が開いたらバター、茎わかめを入れ塩こしょうで味を整えます。
8
パスタがゆで上がったら、ざるに開けフライパンに投入します。
9
パスタに具が絡んだら皿に盛り、最後に春菊をどっさり盛れば完成です。
春菊を混ぜながらお召し上がりください

。
春菊はすき焼きや鍋に入れたり、加熱してたべることが多いですが、
私はサラダやこのような感じで、生に近い状態の方が香りも楽しめるので
好きです

。
時期やものによっては灰汁が強い場合もあると思いますので、購入の際は
茎が細く、葉も細かく分かれているものをおすすめします。